茶壺(ちゃつぼ)

茶壺(ちゃつぼ)とは

茶壺は大切な葉茶入れ

茶壺は茶道具の一つですが、抹茶にする前の葉茶を保存しておく為の壷の事で、正式には葉茶壺と呼ばれています。
抹茶を入れておく容器を茶入、あるいは小壷と呼ばれますが、茶道を習っている人でも茶入は身近でも茶壺は目にした事がないという人がほとんどだと思います。
しかし、実は私達の生活の中では茶道具とは知らないにしても、茶壺は自然と使っている言葉でもあるのです。

日本の童謡でお馴染みの茶壺

茶壺という言葉、小さい頃であれば誰もが一度は口にした事があるのではないでしょうか。
日本の童謡の歌詞の中で茶壺はよく使われていて、代表的な歌には、ずいずいずっころばしというわらべ歌があります。
これは、江戸時代に行われていた茶壺道中時に、子どもが外に出て誤って行列の前を横切り、手打ちされないよう、戒めの為に歌い教えられてきた歌なのです。
茶壺道中とは、江戸時代に京都名物品である宇治茶を徳川家に献上する為に行われていた行列で、宇治茶を詰めた茶壺を運ぶ為に行われていました。
例え小さい子どもでも、女の子でも、茶壺道中を横切れば酷い手打ちを受けなければならなかった為、行列が通る際に家から出ないよう、歌にして教えられてきたのです。
ずいずいずっころばしは、小学生の頃であれば誰もが一度は口にした事のある代表的なわらべ歌です。
こんな所にも茶道の歴史は影響しているのです。

骨董品の茶壺の役割

茶壺は葉茶を保存しておく茶道具の一種ですが、現在は床の間に飾るのが主な使われ方です。
特に、骨董品の茶壺は網に入れてある状態のまま床の間に飾られます。
骨董品として価値の高い茶壺は床の間に正面に飾られ、価値の低い茶壺は下座に、高い物は上座に飾られるなど、茶壺の階級は飾る位置でも分かってしまうのです。
また、茶壺を華やかに彩る紐の結び方はいろいろな種類がありますので、興味のある方は勉強してみましょう。

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