蓋置(ふたおき)

蓋置(ふたおき)とは

蓋置でも細部までこだわるのが茶道具の流儀

茶道具の中には名前を聞いてもどう使うのか分からない道具はたくさんありますが、蓋置はその名の通り、茶釜の蓋や柄杓を置く為の台です。
しかし、蓋を置く台と言えど、茶道具に変わりがありませんので、見た目や使い勝手、素材の持ち味の活かし方などあらゆる面で計算尽され作られています。
例えば、デザイン性や機能性にこだわった蓋置もあれば、シンプルだけど素材の美しさを生かした蓋置など、細部までこだわった蓋置がたくさんあるのです。
蓋置の素材は木や竹を使って素材の持ち味を生かしたシンプルなデザインの物も多いですが、筆架や墨台、文鎮や掛物の軸、線香立や文房具など、様々な物を見たててデザインされた蓋置もあり、自分専用の茶道具を揃えていく時にはどれを選ぶか迷ってしまう事でしょう。

骨董品として価値の高い蓋置

骨董品として価値のある蓋置であれば、七種蓋置というのがあります。
七種蓋置とは、火舎に五徳、三葉に一閑人、栄螺に三人形、そして蟹の七種類の蓋置の事で、千利休が選んだ蓋置と言われており、骨董品としても高い価値があるのです。
家に古い道具がたくさんあり、骨董品として価値があるのか、ただの古道具なのか分からず、誤って価値のある古道具を捨ててしまったという経験を持つ人は大勢います。
古道具の中でも茶道具であれば、茶道を習った事のない人でも何となく、茶道で使うものだろうと理解出来る事は多いと思うのですが、蓋置はデザインによっては玄関や棚に飾る、装飾品の一つと勘違いしてしまう事があります。
七種蓋置に限らず、蓋置は作家や作られた時代によっては高い値のつくものがたくさんありますので、古道具を整理する時は十分注意が必要です。

骨董品の買取価格は箱で変わる

骨董品を売る時に箱があるかないかで価格が変わるのは基本ですが、蓋置も同様です。
木箱に入っている蓋置を見つけた場合は、汚れたり壊れていても、そのまま骨董品屋さんに持って行きましょう。

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