羽箒(はぼうき)

羽箒(はぼうき)とは

茶道具だけでなく心も清める羽箒

茶道具にはお茶を点てるのに必要な道具がほとんどですが、直接的な役割はせずとも茶道具として欠かせない道具もあります。
その一つが羽箒です。
羽箒とは、炉縁や風炉、五徳の爪や茶室を清める為に使われる茶道具で、いわゆる掃除道具のようなものです。
しかし、羽箒は単なる掃除道具としての役割でなく、道具や部屋を清める事からお茶を点てる前の精神を清める為の道具として、とても重要視されているのです。

羽箒の種類と使い分け

羽箒に使われる鳥の羽には、鷹に紅鷲、鴻、白鶴に玄鶴、真鶴などたくさんの種類があり、最も価値が高いとされているのが青鸞です。
どの鳥の羽を使うかは季節や茶会の趣向によって取り合わせを考えていき、練習用としては七面鳥の羽箒が使われるのが一般的です。

骨董品として価値の高い羽箒

家を整理していて古道具が見つかり、骨董品の買取り屋さんに持って行くという人は多いのですが、茶道の世界に触れた事のない人にとって、箱に入った羽箒が見つかっても価値があるとは知らずに捨ててしまう人は多いものです。
しかし、羽箒は茶道具の骨董品として価値の高く、今は簡単には手に入らない鳥の羽であればあるほど価値は高くなります。
安易に処分する事がないよう十分注意しておきましょう。

貴重な羽箒の取り扱い注意点

一方、骨董品の羽箒を購入した場合は、保管場所に注意が必要です。
羽箒を良い状態で保管する為には、直射日光が当たらず風通しが良い所、かつ湿気の少ない環境が一番です。
防虫対策を忘れず、冷暗所で大切に保管していきましょう。
また、骨董品として価値のある羽箒という事は、それだけ貴重な鳥の羽という事でもある為、購入したはいいが茶道具を清めるものとして使えないという人は多いと思います。
しかし、茶道具は使ってこそ意味があるものですので、しまいこんでしまうのではなく、せめて大切な茶会では茶道具の拝見時だけでも登場させてあげましょう。

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