平茶碗(ひらちゃわん)

平茶碗(ひらちゃわん)とは

季節を味わう平茶碗

茶道具には一つ一つに名称があり、道具としての役割があり、茶道という場を創る華があり、季節を味わう趣があり、どれをとっても奥深い意味合いがあるのが茶道具の魅力です。
そんな茶道具の魅力を体現した代表例が平茶碗です。
平茶碗とは浅く平たい茶碗の事ですが、平茶碗でお茶を点てると、平たい面に抹茶の粒がキラキラと泡立っているのが見え、夏の茶の湯に最も適した茶碗なのです。
また、平茶碗は通常の茶碗に比べて空気に触れる面が広い為、抹茶が冷めやすく、暑い時期でも飲みやすくなるという役割もあるのです。
このように、茶道具には季節に適した見た目、作り、使い方の工夫がなされています。
一通りの茶道具について理解したら、次は一つの茶道具につきどんな種類や違いがあるのか学び、茶道具の奥深さに触れていきましょう。

傷があっても価値が出る平茶碗

骨董品は作家や年代が分かり保存状態が良いほど価値がつくのが一般的です。
しかし、骨董品の中でも特にファンの多い平茶碗の場合は、多少傷がついていても、箱がなくても高い価値がつくものが多いのです。
骨董品として鑑定してもらう時、傷のあるものや箱がないものは処分してしまう人がいますが、平茶碗であれば価値がつく場合もあるという事を覚えておきましょう。

茶碗の購入の注意点

茶道を習っていない人でも分かる茶道具と言えば、茶碗です。
茶碗は茶道具の代表的な存在であり、茶道を習い始めた人がお茶を点てるのに必要な茶道具を用意する時、最初に購入するのが茶碗でしょう。
さて、そんな茶碗にも種類があり、季節によって適した使い方がありますので、購入する際には注意が必要です。
例えば、筒茶碗といって深めの茶碗がありますが、これはお茶が冷めないように深い作りになっていますので、筒茶碗は冬に使われます。
一方、平茶碗は浅い作りになっているのでお茶が冷めやすく、夏に適した茶碗です。
一年を通して使える茶碗を購入したいという場合は、筒茶碗と平茶碗の中間的な深さの茶碗を選ぶようにしましょう。
また、茶碗の絵柄にも注意が必要です。
茶道具は季節感をとても大切にして取り合わせが考えられますので、通年用に購入する茶碗は桜や蔦など季節を象徴する絵柄のついた物は避け、初めはシンプルなデザインの物を選ぶようにしましょう。

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