柄杓(ひしゃく)

柄杓(ひしゃく)とは

地味なようで見せ場を飾る柄杓

お茶を点てるシーンを思い浮かべる時、必ずと言っていい程登場するのが柄杓です。
柄杓は茶道具の中でも地味で目立たない存在のように思われていますが、実際はお茶を点てる動作の中で一、二を争う、見せ場に登場する茶道具でもあるのです。
柄杓は点前の中でお湯やお水を汲む時に使われる茶道具で、油抜きした真竹で作られています。
骨董品として扱われる柄杓は釜の大きさに合わせて作られていたので、それぞれ大きさが変わっているのですが、現代では風炉用の柄杓か炉用の柄杓かで大きさが二分されています。

風炉用と炉用の柄杓の違い

風炉用は炉用と比べると小ぶりの柄杓で、柄の先が斜めに切れていています。
風炉用の柄杓を使う時は、柄の部分にある竹の節いっぱいに人差し指を置くようにしてお湯やお水を汲みます。
一方、炉用の柄杓は皮目の方を斜めに切るようにして柄の先が作られていて、竹の節から1.5センチ程手前に人差し指を置いて使います。

風炉用と炉用では扱い方も違う

風炉用と炉用の柄杓の違いは大きさや作りだけでなく、扱い方にも違いがあります。
例えば、風炉は合を仰向けにして釜にかめますが、炉の場合は伏せて釜にかけます。
また、風炉で柄杓を扱う場合は、茶碗を洗うお湯を汲んだ後とお茶を点てる為にお湯を汲んだ後、さらに水を汲んだ後では柄杓の置き方は違うのです。

柄杓も骨董品として価値が高い

柄杓は茶筅と同じように消耗品のように感じている人は多く、古い時代の柄杓を見つけても、骨董品として対して価値がつかないと思っている人は大勢います。
しかし、有名な竹細工師や柄杓師によって作られた柄杓は価値が高く、買い取ってもらう際にも買い取り額は高くなります。
たかが柄杓と思わず、大切に管理しておきましょう。

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