水屋道具(みずやどうぐ)

水屋道具(みずやどうぐ)とは

茶道の裏方でもなくてはならない水屋道具

水屋道具とは、水屋で必要になる茶道具一式の事ですが、水屋道具は裏方で使われる茶道具でありながら、「これがなければ始まらない」と言われるほど、茶道の基盤を支えている道具達です。
水屋はどんな茶室や稽古場にも必ずありますが、茶会で使われる茶道具をしまっておく場所、いわゆる物置場所と思っている人も多い事でしょう。
しかし、実際は茶室を整える道具から抹茶の準備に必要な道具、それぞれの茶道具を綺麗にする洗い場など、茶道を円滑に進めるには欠かせない場所なのです。
茶道の世界では、どんなに立派な茶室があっても、水屋が不十分であれば意味がないと言われる程です。
茶道の世界を支える裏方が水屋であり、茶の湯の基盤になるのが水屋道具なのです。

キッチン用品と同様に種類が豊富な水屋道具

水屋は家で言う所のキッチンにあたりますので、美味しい料理を作るのに必要な道具や、ホームパーティーを開くのに欠かせないキッチン用品がたくさんあるのと同様に、水屋道具にもたくさんの種類があります。
水屋道具は挙げればきりがない程ありますが、キッチン用品でミキサーでなく泡だて器を使う家庭もあれば、粉ふるいの代わりにざるで代用する家庭もあるように、水屋道具も流派や人によって置いておくものが異なりますので、まずは代表的な水屋道具を確認していきましょう。

代表的な水屋道具

水屋道具は大きく分けて3種類に分類する事が出来ます。
まず、お湯や水に関わる物と抹茶に関わる物、そしてその他です。

お湯や水に関わる水屋道具

水回りに関係する茶道具として、柄杓や茶巾、茶巾盥や水屋瓶、水桶に建水、薬缶に片口や大口、茶筅に茶筅立などが代表的です。

抹茶に関わる水屋道具

抹茶に関わる茶道具には、茶掃箱や茶匙、茶漏斗や小羽箒、茶篩に挽溜、茶臼に抹茶ふるいが代表的です。
特に、抹茶古いはお茶を点てる時に抹茶がダマにならないようあらかじめ水屋で篩っておく必要がありますので、欠かせない水屋道具の一つです。

その他

水や抹茶に関わる事以外に必要になる水屋道具には、座箒や七事用品、黒文字や布巾に雑巾、手拭に広蓋、釜据や火箸、釜洗に炭割、炭箸など細かいものがたくさんあります。
必ずしも全ての水屋道具を揃える必要はありませんが、茶の湯をスムーズに行うには水屋道具は欠かせない茶道具だという事は理解しておきましょう。

水屋道具の骨董品の注意点

他の茶道具と同様に、水屋道具にも骨董品は数多くありますが、骨董品の水屋道具を購入する際には一つ注意が必要です。
それは、実際に使えるかどうかという事です。
茶碗や茶釜のように、使う為の茶道具でありながら飾る為にも使えるというものであれば、実際に使うのが難しい骨董品で購入しても、床の間に飾るという使い道があります。
しかし、水屋道具は使う為に必要な茶道具ですので、古道具が好きだからと骨董品を選んでも失敗に終わる事もあります。
水屋道具を購入する際には、使えるかどうかを基準に選んでいく事が大切です。

これだけは欠かせない水屋道具

水屋道具は各々が必要だと思うものから揃えていくのが基本ですが、どんな流派でもこれだけは欠かせない道具があります。
それは、抹茶ふるいと茶巾盥です。
抹茶ふるいは、抹茶がだまにならないよう点前の前にふるっておく為の茶道具で、茶巾盥は茶巾や茶碗を清める為に使われます。
抹茶ふるいと茶巾盥は水屋道具の基礎道具でもありますので、まずはこの二つを揃える事から始めていきましょう。

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