炉縁(ろぶち)

炉縁(ろぶち)とは

さりげない「おもてなしの心」を表す炉縁

炉縁とは、炉の上にはめ込む枠物で、茶道具の一種です。
炉縁の役割は畳に炉の火気が伝わらないようにはめ込まれているものですが、炉周りの装飾としての役割もあります。
どの茶道具もそうですが、茶道具一つ一つには道具としての役割があり、場を引き立たせ、茶道という世界を作り上げて客人をもてなそうとする装飾としての役割があります。
炉縁というほんの些細な枠の部分にさえ、茶道の心意気を感じる事が出来るのです。
炉縁を観賞するのはもちろんの事、一つ一つの茶道具によって作り上げられている茶の湯の世界も感じてみましょう。

骨董品でも丈夫な作りの炉縁

骨董品というと脆くなっていたり、傷んでいたりと劣化が気になる事が多いのですが、炉縁であれば、例え木地タイプ骨董品であっても安心して購入する事が出来る為、骨董品初心者にもお勧めです。
もともと、炉縁は使うたびに洗われていましたので、洗う事を前提とした丈夫な素材選びと作りになっているのです。
木地の炉縁にはたくさんの種類があり、黒柿に桑、桜に紅梅に松、桐や杉、さらに唐木や社寺の古材木など様々な仕立てがありますが、どれも水で洗えます。
例え骨董品であっても、飾る為ではなく使う為に購入出来るとして、炉縁はとても人気があるのです。

炉縁は木地よりも塗縁の方が扱い難い

炉縁には木地タイプのものだけではなく、塗縁のものもたくさんあります。
塗縁タイプの炉縁には無地と蒔絵が施されているものと二種類あり、塗には春慶や荒目、溜塗に掻合塗、さらに朱塗に真塗と、木地と同様に塗縁にもたくさんの種類があります。
塗縁タイプの炉縁は木地よりも扱いが難しく、紫外線や乾燥によって劣化が進みますので、きちんと保管しておかなければ使い物にならなくなってしまいます。
特に骨董品の塗縁を購入した場合は、保管と扱いには十分注意しておきましょう。

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