三千家以外の茶道の流派について

茶道の流派は三千家だけではない!

茶道の流派というと、表千家裏千家、そして武者小路千家の三千家が代表的ですが、流派はこれだけではありません。
三千家は千利休の流れを受け継いできたものですが、千利休以前からある流派もあれば、千利休と同時期に生まれた流派もあります。
また、武士に合わせた作法や思想を元に継承されてきた武士茶道という流派もあります。
このように、茶道の流派には様々な流れがあり、それぞれの環境や思想に基づき変化し、継承されてきた流派がたくさんあるのです。
茶道と言えば三千家が有名ですが、決して三千家だけが茶道の基本ではありません。
流派を選ぶ際には、視野を広げて様々な流派の良さに目を向けてみましょう。

千利休以前からある流派

千利休以前からある流派として有名なのは、奈良流と堺流です。
奈良流は室町時代中頃から始まり、侘びさび精神を形式的に取り入れるのではなく、「その心をどう表現すればいいのか?」という事に赴きをおいて発展してきた流派です。
また堺流は奈良流の流れを汲みつつも、堺の町の文化を基盤において創始された流派です。

千利休と同時期に生まれた流派

同時期に創始した流派には、藪内流や織部流、遠州流や有楽流があります。
これらは千利休の影響を受けながらも、それぞれの考え方に基づき、独自の茶風を築き上げてきた流派として知られています。

千利休とは一味違う武士道茶道

武士茶道とは、千利休の影響を受けながらも、武士に適した作法を編み出してきた流派です。
武士茶道の流派として有名なのは一流派や石州流、そして大口派ですが、それぞれ作法には武士らしさが盛り込まれています。
例えば、どの流派でも袱紗は左に着けるのが一般的な作法であるのに対して、武士茶道では右に着けます。
これは、武士は左に刀を差しているためで、左は刀、右に袱紗となるのです。
また、挨拶は手のひらを畳につけて挨拶するのが多いのに対して、武士茶道では腰の横で拳を握って武士らしく挨拶を行います。
このように、武士茶道は武士道という伝統の流れを汲みながら、独自の作法を生み出してきたのです。

流派を選ぶ時のポイント

茶道を習う事を考えた時、最も悩むのが流派選びではないでしょうか。
茶道の世界にはたくさんの流派があり、それぞれが独自の思想、文化によってより良い方へと発展してきたのです。
どれが一番良いなどと決められる事ではありません。
そこで、ポイントになるのが見学です。
流派について調べる事も大切ですが、気になる流派の茶道教室に見学に行き、作法の雰囲気、先生との相性など、実際に見て聞いて感じる、自分の気持ちで判断するようにしてみましょう。
今はインターネットで茶道教室や流派の情報を集める事も出来ますし、初心者でも入りやすいようホームページを作成しているところや、教室に入りやすい工夫がされている所もたくさんあります。
頭で考えて決めるのではなく、行動していきながら自分に合う流派、茶道教室を見つけていきましょう。

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