灯燭具(とうしょうぐ)

灯燭具(とうしょうぐ)とは

わびさびを感じる灯燭具

茶道具と呼ばれる物の中には、茶道を習っている方でもあまりなじみがないものがたくさんありますが、その一つが灯燭具です。
灯燭具とは、茶室で明かりを灯す時に使われる茶道具の事で、今で言う所の照明器具の事です。
茶会の多くは昼間に行われる事が多いので、灯燭具が登場する事はないのですが、夜に行われる茶会では空間を創る主役的な役割を担う存在です。
夜の茶会であれば、灯燭具のみで明かりを灯してお茶を点てるといったわびさびを感じる茶事もありますので、昼間では体験出来ない、灯燭具だから創りだせる夜の茶道に触れてみるのもお勧めです。

灯燭具の種類

灯燭具には竹檠と呼ばれるものから、短檠や灯台、行灯、小灯や膳燭など様々な種類がありますが、茶道具として使われる代表的な灯燭具であれば、竹檠や短檠が挙げられるでしょう。
灯燭具の骨董品は、他の茶道具と比べて手に入りにくい物なのですが、茶室の照明器具としてお勧めですので、出会ったらすぐに手に入れる心づもりで情報収集を行っていきましょう。

竹檠と短檠の特徴

竹檠

竹檠は竹で出来た灯燭具で、隅切りされた杉板の上に二節の竹筒を立てた作りになっていて、茶室の雰囲気に合う事から、灯りだけでなくその見た目からもわびさびを醸し出すと人気があります。

短檠

短檠は背の低い灯台なのですが、茶室が四畳半以上の広間の時に調度良い灯燭具です。
檜黒塗タイプの短檠は利休が好んだ灯燭具として言われていて、骨董品としても人気があります。

茶室を作るなら灯燭具も揃えよう

自前の茶室を作る時は、同時に様々な茶道具を用意していくと思いますが、是非一緒に揃えてもらいたいのが、灯燭具です。
昼間を中心にお茶を点てるのであれば灯燭具は必要ありませんが、灯燭具は茶室のわびさびに奥行を感じさせる茶道具ですので、茶道の世界を創りあげるのにぴったりの茶道具です。
骨董品の灯燭具はもちろんの事、骨董品でなくとも現代の照明器具には出せない趣があります。
他の茶道具と一緒に、灯燭具も一つは揃えておきましょう。

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