釣釜(つりがま)

釣釜(つりがま)とは

春を感じられる釣釜の魅力

茶道では季節を感じる事に重きを置いていますので、茶菓子や掛軸、生け花だけでなく、茶道具も季節によって季節感のある物を使い分けます。
その一つが釣釜です。
茶道では3月頃になると釣釜を使う所が多く、お茶を習っている人の中には、釣釜を見て春の訪れを感じる人は多いのです。

釣釜の思わぬ効果と役割

釣釜を使用する前は、炉の中の五徳に釜を乗せて使用していたと思いますが、釣釜になると天井に打ちつけられた蛭釘から釜を吊り下げ使っていきます。
釜が五徳に置かれず、宙を舞うように吊り下げられていると、点前の邪魔になるのではと思う人もいるかもしれませんが、釣釜が動く事は陽炎や風を感じさせる演出でもあり、釜が揺れる事で春の風情を表現しているのです。
茶道は季節の風情を味わう事も楽しみの一つです。
釣釜が醸し出す空間の趣を感じてみましょう。

釣釜を購入するなら予算はいくら?

お稽古用に、趣味用に、釣釜の購入を考えている人は多いと思いますが、予算はどれくらい考えておけば良いのか判断は難しいものです。
茶道具は骨董品を中心として値が張る物が多く、釣釜の価格も数万円から数十万円、骨董品によっては百万を超える釜もあります。
まず、お稽古用など気軽にお茶を楽しむ為に釣釜を購入するのであれば、5万円から15万円程は幅を持って探していくと良いでしょう。
一生涯楽しめる釣釜を購入したいのであれば、20万円から30万円、骨董品として良いものを手に入れたいのであれば、30万円以上は考えておくのが妥当です。
釣釜は何種類も気軽に集められる物ではありませんので、焦って探すのではなく気長に待って、「これだ」と思える物と出会えるまで待つ事も大切です。
是非、生涯大切にしたいと思える釣釜と出会いましょう。

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